フィリピン株式市場は前日の下げを取り戻した上に上値を追った展開になりました。市場がオープンした直前から値を上げ、そこからヨコヨコの展開を見せました。しかし引けにフィリピン株の特有のジャンプが発生し、終値は前日比+87.15ペソ、+1.32%の6,678.82ペソで引けました。
AC Energyは連日上昇する展開となりました。9.13ペソと前日より0.02ペソ高で始まると、一旦は9.05ペソの安値を付けますが、順調に上値を伸ばして9.28ペソの高値を付け、そのまま引ける形となりました。前日比+0.17ペソ、+1.89%となりました。
AC Energyは23日にパワーバージ (移動式発電所)を売却するIRを出していました。パワーバージは一時的な補助電源として使われることが多く、フィリピンでも電力不足の際に用いられることがあります。それを売却するということは電力供給の弱い地域に電力を供給する何か作戦があるのか、ちょっと気になるところではあります。そもそも風力であれば大規模な敷地も必要ありませんし、パワーバージを送っていた地域に風力発電所を建てる計画でも起こすのかもしれませんね。
なおAC Energyの評価損益は+1,636.30、+3.61%となりました。
今日で基準線を上回る値動きとなりました。明日は記念すべき30営業日となります。
果たしてテクニカル分析に意味はあるのか!?
ABキャピタル証券に口座をお持ちの方には今日ABキャピタル証券よりRL Commercial REI (RCR)のIPOの案内が届いたかと思います。ちなみに赤線でラインが引いてありますが、これはABキャピタル証券が修正したものです。
なおRCRに関しては23日の実験日報にもサラっとは触れました。
RL Commercial REIT (RCR)はJG Summit傘下のREITで9月14日に上場します。予定では7.31ペソと案内されていましたが、1株当たり6.45ペソとなりました。RCRはポートフォリオ上の資産規模では最大、土地の賃貸では最長、幅広い地域を網羅するオフィスREITです。申し込みは1,000株からで、締切は8月26日17時までとなっています。申し込みする場合は事前に6,450ペソをABキャピタル証券に入金しておく必要があります。約14,000円が最小申込ですからIPOを経験するくらいにはいい値段だと思いますし、今回は僕も少し申し込んでみようかと思っています。REITのIPOでキャピタルゲインを狙うというのはピンとこないのですが、フィリピン株ですから何が起きるか分かりません。
それなりの規模なので、今後の成長という観点からも面白いとは思っています。