9/15にManila Electric Co. 通称メラルコから配当金が入金されました。
昨年と比較して配当金は微増して1株あたり5.057ペソが支払われました。今年は特別配当がないようなので例年と比較して配当利回りは4.3% (2021/09/15終値換算)となります。メラルコは日本でいう東京電力のような立ち位置ですが、東電は無配と違って株主本位な点は好感が持てるでしょう。
配当月 | 配当金 (1株あたり) |
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2021 (9月) | 5.057 |
2021 (4月) | 7.824 |
2020 (9月) | 4.697 |
2020 (4月) | 5.108 |
2020 (4月) 特別配当 | 5.287 |
しかしメラルコも保有銘柄の選択と集中計画のため285ペソを超えたあたりで全て売却しました。評価益も売却しても手数料損しない以上の利益も出ていましたし、さらに配当をもらって一粒で二度美味しい感じになりました。
メラルコのプレゼンスは揺るぎのないものだと思いますが、Aboitiz PowerやAC Energyのような競合企業は地味に多いですし、恐らく上値を追うという意味では少し難しい銘柄であるようには個人的に思っています。フィリピンの電力業界については別の記事で触れましたので、一度目を通して貰えればメラルコに投資する判断材料になるかもしれません。
特に再生可能エネルギーはASEAN全体の課題にもなっていますから、今後を考えれば積極的に再生可能エネルギーに力を入れている企業は注目しておくべきだと思っています。AC Energyなどはベトナムなどにも進出してASEANのメリットを最大級に利用しているような雰囲気もありますし、そういう観点から言えばメラルコは面白みに欠けると言えるかもしれません。
思いっきりポジショントークみたいな雰囲気になっていますが、投資する場合はきちんと下調べして、自分の判断で投資して欲しいと思っています。自分の大切な資産なんですから他人の手に委ねず、自分できちんと管理するスキルは非常に大切だと思いますので。