9月は主に銘柄の選択と集中を行ったこととサンミゲルの優先株が償還されたこともあり、保有銘柄は4銘柄となりました。PLDTとメラルコを選択と集中のために売却する結果となりました。PLDTは高値で売れたこともあり、その資金をモンデニッシンに回しました。メラルコの売却益と資金はAC Energyに回しました。さらにAC Energyとモンデニッシンを買い増しましたが、主にモンデニッシンを強めに購入しました。
世の中が世の中なので、いくらほど投資しているのかという公開を避けています。現状の評価損益のトップはAC Energyで24.12%で、次いでモンデニッシンの12.01%となっています。モンデニッシンは数日前は20%を超える場面がありましたが無所属の投資家が発行済株式数の1.5%を市場外で売却するニュースを受けて急落しました。とは言え、ちょっと考えごともあって利確せずに保有する方針でいます。次いでジョリビーの評価損益は10.03%となっています。
働いている身なので給料に加えて電子書籍とペーパーバック(オンデマンド出版)の売上、さらにAndroidアプリの収益が主な収入となっています。給料で十分に生きていけますから電子書籍などの売上などを全て投資に回すことができます。趣味は旅行と外国語でのコミュニケーションくらいなもので、御存知の通りコロナ禍で海外旅行など行けませんから大きな出費がありません。そのため、その分も投資に回すことが出来ています。そんなこんなでモンデニッシンを強めに買い増して、残りはAC Energyか、あるいは別の銘柄を1つ購入する作戦です。
懸念を先に述べておけばフィリピンの2022年5月に開催される次期大統領選の影響です。良くも悪くもドゥテルテ大統領はアメリカ、中国、日本から援助を引き出した上に今なおいい距離感を保っています。中国の対米戦略である第一列島線(台湾の東からフィリピンの西を抜けるライン)をアメリカは死守したいわけです。仮に第一列島線を確保されたら第二列島線(日本の静岡周辺南部からフィリピンの東を抜けるライン)を目指して中国は進出を目論むわけですが、そうなると日本も他人事ではなくなります。視点を変えるとフィリピンは第一列島線と第二列島線に挟まれている形となっています。したがって、アメリカ、中国、日本にとって政治的にも軍事的にもフィリピンは非常に重要な国になるわけです。それを見越してドゥテルテ大統領は三国から上手いこと援助を引き出したわけですが、このバランス感覚を次期大統領が保つことが出来るかが問題となるでしょう。非常に舵取りの難しい状況になると思います。
次期大統領選は来年のことかもしれませんが、その影響は早い段階で現れると思っています。次期大統領選の候補者の政策には注目しておきたいところです。この3カ国はどうしてもフィリピンを手中に収めたいわけですから経済援助は惜しまず行うことが考えられます。そのバランスをいかに保てるか。それがフィリピン次期大統領に求められる資質の1つと言えるでしょう。
少し将来の話をし過ぎましたが10月もほどほどに頑張っていきたいと思います。