PSE EdgeにJollibeeの四半期報告書がアップされていますが好調で良い感じですね!株価もそれに答えるように上昇を続けています。最近の日本の株式市場って決算が良くても売られたり、利確で上値を抑えられて結局マイ転するなど何かこれ以上の進展を望めない将来不安というか、そんな様相を呈しています。会社の成長を株価を通じて共有できる株式投資の醍醐味が日本市場には失われてしまったような雰囲気すら感じています。
そんなことでJollibee Foods Corporation (JFC)の決算を見てみましょう。
親会社株主に帰属する当期純利益は9ヵ月間の累計で27億ペソとなり、前年同期の135.4億ペソの損失から大きく好転しています。第三四半期で見ても今期は16億ペソの帰属利益で前年同期の16億ペソの損失から大きく戻す形となっています。売上高は1,085.7ペソとなり、前年同期の927.3億ペソから17.1%増となっています。システム全体の売上高は前年同期の1,264億2,000万ペソから18.4%増の1,496億9,000万ペソとなりました。
気になる配当ですが、嬉しいことに1株当たり0.89ペソとなり、2020年11月9日に発表された1株当たりの配当0.68ペソを30.9%上回ることになります。
なお台湾のMilkshopやシンガポールのTitan Dining LP(ミシェラン1つ星の点心専門店Tim Ho Wanブランドを保有)、また日本の吉野家とのジョイントベンチャーの設立によるフィリピン国内への牛丼の展開などJollibeeの戦略に今後も目が離せません。