11/17にFIGARO COFFEE GROUPのIPOがSECに承認されました。
Figaro Coffee Groupは1993年11月にマカティで挽きたてのコーヒーや紅茶を販売する小さなキオスクを原点としています。名前のFigaroはオペラ『セビリアの理髪師』から取られています。2006年と2009年にIPOを計画していましたが実現しなかった過去を持っています。なおFigaro Coffeeは台湾系フィリピン人のJerry Liuに売却され、同社の事業としては主にコーヒー事業を展開するFigaro CoffeeとCafé Portofino、読んで字の如くピザショップのAngel’s Pizza, 台湾料理のTien’ Ma’s, ケータリングサービスのThe Figaro Group Expressなどがあります。店舗数はこれらのブランドで合計90店舗という報告があります。
今回のIPOにあたりSECに承認された段階でのIPO計画は以下のようになっています。
オーバーアロットメントオプションが引き受けられた場合は最大16億9,000万ペソの資金調達となり、その資金は新店舗の開店、既存店の改装、借金返済、将来的な買収などのために用いられます。
募集は12月16日から22日まで行われ、PSEへの上場は12月31日に予定されています。
フィリピンに住んでいないとパッとしないIPOかもしれません。実際のところ僕はどの店舗にも行ったことがありません。フィリピン人の友人に聞いても「あ〜」というくらいの微妙な反応です。
まだ募集まで1ヶ月以上の猶予がありますので、今からABキャピタル証券に口座開設をしてもまだ間に合いますし、資金も十分に用意できるでしょう。財務状況などはまだまだこれから開示される段階ですので、IPOに募集される方はアンテナをしっかりと張っておくようにしておきましょう。