Universal Robina Corporationがマレーシアの製菓会社Munchy Food Industries (マンチーフードインダストリーズ)をCVC Capital Partnersから100%の株式取得、つまり買収をすることに合意したと発表しました(Disclosures)。
1991年にマレーシアで設立されたMunchy’sはマレーシアに於けるNo.1ビスケットブランドであり、Munchy’s Cream Crackers、LEXUS Cream Sandwich、Oat Krunch, Munchy’s Cream Crackers、LEXUS Cream Sandwich、Oat Krunch、Muzic Wafer、Choc-O cookiesなどの人気ブランドを抱えており、マレーシアのだけではなく世界50カ国以上で販売されています。
なおMunchy’sは2018年6月8日に上述のヨーロッパの投資会社CVC Capital Partnersに買収されているので、今回はMunchy Food Industriesからの直接的な株式取得ではなく、CVCの保有する株式を取得するという形になります。その額およそ515億円という僕には縁のない数字です。Universal Robinaは世界に知られるブランドをポートフォリオに加えることができるという意味で、いい買い物なんじゃないかなと個人的に思います。新しく会社を設立したり、あるいはマーケティングを行うよりも、既に構築されているマーケティングと確率されたブランドがあり、それを購入できる力があれば全くもっていい戦略だと思います。
なお2008年に製造したビスケットからメラミンが発見されています (Reuters)。もう13年の前のことですし、似たような問題が発生すると古傷が抉られるのは世の常なので、もう十分な改善は行われているでしょう。
フィリピンは12月1日から試験的に観光客を受け入れる予定でしたがオミクロン株の発見で延期となってしまいました。それに伴い少し経済成長は鈍化するとは思いますが、もし受け入れ再開となったら、それこそ爆発的に成長するんじゃないかと思っています。フィリピン株は今が正念場なのかもしれませんね。