11月はMonde Nissinを全て売却してジョリビーを買うという暴挙に出ました(笑) 理由として2点あります。
1点目はMonde NissinのLock-up、いわゆるIPO後に一定期間株主が売却できないという縛りが28日に解禁されました。もちろん大株主はもっと上値で売って利益を載せたいと思いますから直ぐに値が下がることはないとは思います。しかし浮動株が増えるわけですから上値を追いにくくなるのではないかという判断です。2点目は代替肉が予想以上に売り上げが悪く、新しい技術が開拓される世界に於いて今後の発展が見込めそうにないからです。Lucky Me!ブランドを持つのはかなりの強みですが、それに甘えているような印象があります。ということで利益が10%以上出ていた段階で売りました。じゃあ何でジョリビーを買ったかと言うと、次の銘柄選定までの時間に資金を遊ばせておくのは勿体ないので全力でジョリビーにツッコミました。そんなけです(笑) そんなところに11月26日の世界的な謎ショックが起きました。巷ではオミクロン株によるものだと言われていますが、デルタ株の際には起きていないショックが起きている、日本株だけ矢鱈に弱い(後述しますが当然だと思います)など不可解な点が多く、どちらかと言うとMSCIの入れ替えやファンドの決済など売り時が難しく加熱しすぎたところに材料が欲しかった。そんなところにオミクロンが登場したというだけな気がしています。
これを言ったら別にフィリピン株だけに投資しなくてもいいのですが、日本の絶望的なGDPの成長率が日本株へ投資しない1つの理由として挙げられます。
コロナウイルスは世界に等しく脅威を与えました。したがって各国の経済が弱るのは仕方がないことでしょう。日本のGDPの前期比年率換算で-3.0%マイナス成長を記録しています(Trading Economics)。各国ともにGDP成長率が下落したことは事実ですが、問題は日本はそれ以前からGDP成長率が低い状態が続いた上でのマイナス成長という点です。マイナス成長の何が問題かと言えば、例えばGDPの年率がマイナス成長だとすると1年間、日本人が汗水たらして働いた結果として何の価値も生み出せていないということを意味しています。
例えば2000年からのデータで日本のGDP成長率の最高値は2.2%プラスでしかありません。一方でフィリピンは2000年からの最高値は7.1%を記録しています。同じ労働をしてもフィリピン人の方が価値を多く生み出せているわけですから、投資しても十分な利益を得ることが目論めるというわけです。もちろん根本的なGDPの額が日本とフィリピンとでは異なるので、日本の場合は小さな成長でも生み出される価値は莫大です。しかし成長という観点から言えばフィリピンやアメリカ株の方がよほど株式投資に適していると考えられるわけです。
今月は今後の期待を込めてちょっと強めに買い増しを行っていきたいと思っています。今の状況をピンチと見るかチャンスと見るか。今月もぼちぼち頑張っていきましょう。