12/14にジョリビー (Jollibee) から配当金が入金されました。
別の記事でもお伝えしましたが、1株につき0.89ペソということで2020年11月9日に発表された1株当たりの配当0.68ペソから30.9%上回っての増配となっています。まだコロナ前の水準よりも低いですが着実に戻りつつあるのは良い傾向だと思います。
配当月 | 配当金 (1株あたり) |
---|---|
2021 (12月) | 0.89 |
2021 (5月) | 0.78 |
2020 (12月 特別配当) | 0.68 |
2020 (5月) | 0.62 |
2019 (12月) | 1.35 |
2019 (5月) | 1.25 |
ジョリビーは積極的に世界展開をしており、スペインに支店をオープンし、ニューヨークにも旗艦店を持ちます。たまに日本にも支店があるという話がありますが2021/12現在のところ日本にJollibeeの支店はありません。ただ過去に日本にも支店をオープンするという発言はありますが立ち消えています。ただ将来的には支店をオープンするとは思います。在日フィリピン人が増えればの話ですが。現状で在日外国人で多いのは中国、韓国、ベトナム、フィリピンとなっています(法務省:令和2年6月末現在における在留外国人数について)。注目したいのはベトナムを除いて全ての在日外国人が減少している点です。在日フィリピン人が少なければ、ソウルフードとして求めてくる顧客も減るわけですからジョリビーは日本への支店展開に少し手を出しずらい状況だとは思います。
日本株には投資をしていませんが、日本株の動向を興味深く見ています。金融課税強化や自社株買いの規制を検討するなど国が日本の株式市場をどうしたいのか全く読めません。金融課税強化は個人的には最悪手で、配当や売却益などで特別復興税分を払っている投資家がいなくなれば税収も減るわけですし、そもそも投資をしているのは資産家だけではなくコツコツと毎月インデックス型の投資信託を買って将来に備えている庶民もいるわけです。資産家が一目散に逃げればダメージを食らうのはコツコツと頑張っている庶民です。さらにGPIFも日本株に投資しているわけで、株価が上がらず低下を続ければ国民の年金もダメージを食らいます。何より自社株買いの規制というのは企業が企業価値を高めることを規制するという聊か不思議なことを言っているに等しいわけです。
こんな考えの国に投資が出来るのかって考えると微妙ですよね。金融課税が強化され、企業価値を高めることが規制されるならアメリカや新興国などに投資した方がいいという考えは自然でしょう。こういう流れができると日本市場はますます弱くなり、結果として買収もされやすくなって技術の流出などの懸念が出てくると思うのです。
正直、最近の日本の政治家の考えていることは分かりません。ちょっと常軌を逸しているというか、本当に心配になるばかりです。この国はどこへ向かおうとしているのでしょうか・・・。