東海地方に仕事でいくことがあったので、これはいい機会とフィリピン人の友人に勧められていた岐阜県可児市にあるフィリピンスーパーのKUYA ED Philippines Sari-sari Store Japanに行ってきました。東海地方のフィリピンスーパーと言えばKaibiganが有名ですが、コロナの影響で月曜日から木曜日まで閉店しており今回は行くのが叶いませんでした。ただ営業日が23日から通常通りに戻るようなので東海地方に行くことがあったら行ってみたいと思います。
そんなこんなでKUYA EDですが、ちょっと分かりづらい場所にあります。明確な住所が記されていないのでGoogle Mapsを頼りに行きました。夜に行ったので外観の写真が撮れませんでしたがGoogle Mapsそのままの雰囲気です。
どうみても初見さんには入るのが厳しそうな一般住宅に見えますね(笑) 僕が行ったときには右に見える小屋でレチョンを焼いていて、とてもアジアな雰囲気がとても心地よかったです。
勇気を振り絞って右奥の看板の下に向かって歩いていくと想像よりも大きな店舗となっています。今回はクリスマスの準備で店内が荷物だらけでしたが、品ぞろえは普通のアジア食材店よりも豊富だと思いました。
お店ではLucky Me!のPancit Cantonのオリジナル、言わば輸出用に調整されたものではないものも取り扱っていました。アジア食材店で見かける輸出用のパンシットカントンとフィリピンで売っているパンシットカントンは味や麺が異なります。日本でラッキーミ―のパンシットカントンを食べても「なんか違うな」と感じるのは輸出仕様になっているからです。
また悪名高い(?)Sarsiも売ってました。そして美味しくないのを分かっていながら買ってしまいました。ペプシの偽物の雰囲気を醸し出していますがコカ・コーラ社がフィリピンで売っているルートビアです。飲んだことがない人には分からないかもしれませんが飲むタイガーバームと言えば分かるかもしれません。好きな人もいるそうですが、まだ現実に会ったことがありません。
そして本物なのかどうか分かりませんがInasal Chicken Oilが売ってました!マンイナサルの机の上に置いてある三種の神器「スカ(酢)」「トヨ(醤油)」「チキンオイル」のチキンオイルが売ってました。ただパッケージを確認してもJollibee傘下のマンイナサルが製造しただとか、そういう感じのことが書いてないので本物かどうかは分かりません。日本の寒さが固まってしまっていますが湯銭するとマンイナサルのチキンオイルそのままでした。つまり買ってしまったということです(笑)
あとはチャンプラードに使うTabliyaも売ってたので買ってきました。今度チャンプラードを自分で作ってみたいと思います。
どうでもいいのですが、Tabliyaはスペイン語でいうところのTabletくらいの意味で、チョコレートを指すものではなく錠剤のような形のもの全般を指します。またフィリピン料理のチャンプラードはスペイン語のchampurrarに由来しています。スペイン語の意味は「混ぜる」くらいの意味ですが、フィリピンではチョコレートベースの御粥のことを指します。同じくメキシコなどではチョコレート・ドリンクのことをチャンポラードと呼んでいます。長崎名物「ちゃんぽん」は長崎の友人いわく「ごちゃまぜ」程度の意味で特定の料理のことを指すわけではないそうです。このように考えると日本もフィリピンもメキシコも全てスペイン語に由来するという意味では共通するのですが、受け取り方が異なるのはとても面白く思っています。
あとは万能ソース「MANG TOMAS」(マン・トーマス)も買ってきました。恐らくフィリピンに行ったことがある人ならば一度は口にしているはずのことソース。アマゾンなどでも買えますが、なんかこういうスーパーで買う方が美味しそうに思えてしまうのは僕だけでしょうか。ちなみに原材料に豚のレバーを使用しています。個人的にレバーが大の苦手なのですが、このソースは美味しく食べられます。
おススメはホピア Hopia です。お店の人に聞いたらウベホピアとのことで一袋買ってきました。
ウベの程よい甘さと優しい素朴な味の皮。
手作りの心温まるホピアでした。
岐阜県にある KUYA ED Philippines Sari-sari Store Japanに行ってみましたが、個人的には満足しています。もし岐阜県近郊にお住まいだったり、岐阜県に行くことがあれば、是非とも立ち寄ってみては如何でしょうか。
今回の大型台風Odetteのミンダナオ及びセブの被害は甚大なレベルに達しています。何人かの友人とは未だに連絡が取れておらず、連絡が取れた友人も家が吹き飛ばされて路上で寝るという状態の人もいます。
以前より色々と個人的にフィリピンには支援していますが個人の力には限界があります。しかしあくまで個人ですからお金を集めてどうのこうのということはできません。そこで僕がフィリピン人の自立支援として個人的に行っている事業の成果物である本を買ってもらえればと思っています。
老子の格言に「授人以魚不如授人以漁」というものがあります。「魚をあたえるのではなく人に魚の取り方を教えなさい」というものです。今回はinDesignやillustratorの使い方を教えました。ただ教えるだけでは何の役にも立ちませんから、実際に成果物を世に出すというプロセスが重要です。そこで本を出版するという目標を立てて、一人が本を実際に出版しました。正直に言えば、まだまだ素人のレベルです。改善点は多くありますが、それでもまずは自分で何か作り出して販売するという経験は重要です。このように一人一人がきちんと自立できればフィリピンの問題の多くは自ずから解決するのではないかと思っています。即効性がある方法ではありませんが効果は長く続くはずです。
何もフィリピンにだけメリットがあるわけではありません。経済的に自立できるということはスリやひったくりをしなくて済むわけですから、またフィリピンに遊びにいけるようになれば安全に楽しく旅行ができるでしょう。また日本との懸け橋として活躍してくれる日が来るかもしれません。Win-winの関係の一助になれば僕は幸いに思っています。
売上の一部はフィリピンの自立支援事業の一部に充てさせていただいており、今回は台風被害者の救援に充てさせていただいております。
セブアノ語の日常的に使う1,000単語を集めたもので、英語の意味に加えて英語とセブアノ語の両方の例文が載っています。音声はホームページからダウンロードできるようになっています。
日本ではビサヤ語とセブアノ語が混雑して使用されることがありますが、ビサヤ語はボホラノ語などを含めたビサヤ地方の言語一般を指すもので、その大きなカテゴリーの中の1つがセブアノ語、いわゆるスグブアノン(Sugbuanon)です。セブがマニラに次ぐ都市であることからセブアノ語=ビサヤ語という認識が広まっているようには思います。だからと言ってセブアノ語がミンダナオ島では通じないかといえばそうではなく、ミンダナオ島でセブアノ語を話せばセブの人っぽい喋り方という認識がされるのと、多少の語彙や意味の違いがある程度です。
日本語訳はありませんがAmazonにて電子書籍およびペーパーバックでの注文が可能です。