フィリピン証券取引所(PSE)によると2022年2月14日にフィリピン総合指数の入れ替えを行うそうです。
PSE Indexを構成する30社に入るのはEmperadorとMonde Nissinの2社です。それに伴い2社がPSEiから除外されるわけですが、Bloomberry Resorts CorporationとRobinsons Retail Holdings, Inc.になります。
個人的に意外だったのがRobinsons Retail Holdings, Inc.の除外です。Bloomberry Resorts Corporationはコロナの影響もあっての止む得ないのかもしれません。しかし僕はすぐに構成銘柄に戻るような気もしています。というのもDepertment of Tourismが公表しているようにフィリピンは2月10日から日本を含めた特定の国からの海外の旅行客を受け入れるからです。一応ソースを貼っておきます。
MANILA, Philippines–The Philippines will start to accept fully-vaccinated foreign leisure travelers from visa-free countries beginning February 10.
https://beta.tourism.gov.ph/news/dot-ph-accept-fully-vaxxed-tourists-visa-free-countries-starting-feb-10
ただ日本側が規制を緩和どころか強めている傾向にあるので日本人としてフィリピン旅行が可能なのは比較的自由に時間を使える人のみという状況となっています。いずれにしても少しずつ規制緩和に向かっていますからBloomberry Resorts Corporationの事業回復など比較的早期に達成できて、意外に早くPSEiに戻るんじゃないかと思っています。というのも同社はICTSIのSECであるエンリケ・ラゾン氏の会社でもありますし、この手のコングロマリットにフィリピンは弱いというか資本が集中する傾向にありますので。ICTSIについては以下に少しだけまとめてあります。
僕の中で本当に意外だったのはRobinsons Retail Holdings, Inc.が除外されたことです。最近、日本のミニストップとの合弁会社の全ての株式を取得したばかりですし、日本企業とのつながりも強いのでPSEiの構成銘柄から除外されるのは本当に意外でした。PSEiに採用されるには時価総額と流動性などが加味されるのですが、Robinsons Retail Holdings, Inc.の流動性は悪くもないのですが実際のところ採用基準が良く分かりません。ただいずれまた構成銘柄には戻るのではないかなと思っています。
今回は金融指数意外の全ての構成銘柄が変更されます
Industrial IndexはEEI CorporationとMonde Nissinが採用され、その代わりにAlsons Consolidated Resources, Inc.とSFA Semicon Philippines Corporationが除外されます。
Holdings IndexではATN HoldingsのA株とB株が除外され、Services IndexではMetro Alliance HoldingsのA株とB株、Equities Corporationが除外されます。Mining&Oil IndexではOriental Peninsula Resources Group, Inc.が除外され、Property IndexはAREIT, Inc., Philippine Estates Corporation, Primex Corporationが構成銘柄として採用され、Brown Company, Inc.が除外されます。
個人的に指数にREITが入るのはちょっと不思議な感じがしますが、やっぱりAyala関係は強い印象を覚えますね。このように考えるとMREITなどもProperty Indexに採用される日が来るんじゃないかと思っています。