3月25日にAREITより配当が振り込まれました。
一株あたり0.47ペソということで、配当利回り的には3%超えのまあまあ是とするくらいの利回りですね。REITは年に4回配当が出る予定ですので仮に1株が45ペソだとして年間0.47ペソの配当が出るとすれば(0.47 x 4) / 45 x 100 = 4.1%の利回りとなります。
フィリピン株は配当金が高いのに今更どうしてREITなんて買ったの?ということですが、実は株式の配当とREITの配当とは税率が異なります。それを確かめたかったのがあってAREITを買ってみました。本当はCREITくらいを買おうと思ったんですけど、ちょっと太陽光ビジネスが過熱しすぎな感覚が否めなかったので無難にAREITにしたというわけですが、ちょっと値動きは冴えませんね。
さてさて、画像で見切れているので表示されていませんが、( Net of 10.00% tax) と書かれています。つまりREITの配当金には10%課税されていますよ、ということですね。これが株式の配当だと( Net of 25.00% tax) ということで株式の配当には25%課税されています。日本の配当には2022年現在で20.315% (所得税・復興特別所得税15.315%、住民税5%) が課せられます。つまりフィリピン株より日本株の配当課税は少ないと言えます。しかしこれがREITなら断然フィリピン株の方が有利ということになります。日本の場合はREITであろうとETFであろうと同じ税額だからです。
もちろんフィリピン株の配当に関しては日本で確定申告しなくてはなりませんが、それでも外国税額控除すれば日本とフィリピンとの二重課税をある程度は避けられるわけですから、意外にフィリピン株で配当狙いのREITは妙味があるかもしれません。
現在のフィリピン株は不安定な国際情勢に絡んだ原油高などで苦戦を強いられていますが、大切なことは市場から撤退しないことです。短期の投資は投資ではなくトレードだということも言われますし、短期投資は手数料などをペイするだけの利回りを出さなくてはなりません。そんなトレードするなら結局は働いているのと同じですから、僕の目的には符合しません。それなら自分のスキルを磨ける仕事をしていた方が僕は有意義だと思います。
フィリピン株は今後の成長を考えれば、今が意外に仕込み時なのかもしれない・・・なんてことも思っています。