仕事でロサンゼルスへ行ってきました。ロサンゼルスと言えばハリウッドやサンタモニカのような観光地がありますが、僕のような身分にはハリウッドやサンタモニカは眩しすぎて、どちらかと言えばダウンタウンの、薄暗く空気が淀んだ片隅で、手の届くことのない摩天楼を仰ぐような生活ばかりしていました。
ロサンゼルスの治安は少し悪くなった印象でした。浮浪者が少し増えた感じがあり、僕の泊まっていた寂れたホテルの数メートル離れたところで浮浪者が突然に鉄パイプを投げつける傷害事件を起こしました。奇しくも被害者は元オリンピアンで、インスタグラムでも本人が襲われたと話をしていました。なかなかセンセーショナルな写真なので閲覧には注意してください。
さらにはスターバックスも安全上の理由から、リトルトーキョー、サンタモニカなどの店舗を覗いて閉店するなんていうニュースもリアルタイムでありました。
Starbucks says these L.A. stores are too unsafe to operate. Not everyone buys that
メトロに乗っても以前よりも怪しい雰囲気が増した感じで、まだダウンタウンとサンタモニカを結ぶブルーラインは、ビバリーヒルズやグリフィスパークへのアクセスに便利なレッドラインよりも安心な雰囲気はありますが、女性の一人の利用や日暮れ以降の利用はあまりオススメしない状況かもしれません。グリフィス天文台で夜景などを見るときは、メトロではなくUberの利用を勧めると思います。確かにダウンタウンからだとメトロではグリフィスパークやビバリーヒルズなどは往復4ドルくらいでアクセスできますけど、リスクヘッジは必要な雰囲気です。
リトルトーキョーの近くにはスキッド・ロウというロサンゼルスでも危険な地域がありますが、さらに治安が悪くなっている雰囲気でした・・・というか絶対に興味本位では行かない方がいいです。そんなこんなで、仕事先の人に「ダウンタウンに泊まってるよ」と言ったら「治安の悪いところにいるね」なんて言われる感じで、少しスリリングなロサンゼルスでした。
そんなロサンゼルスのダウンタウンに我らがジョリビーの支店があります。もちろん株主として行かない理由はありません。
クルーの時給17ドルに驚愕しましたが、同店舗はオンラインだと時給18.04ドルで募集しています。円安の今から見ると時給約2300円(1ドル135円計算)という何とも羨ましい数字ですね。ビザの関係が許すなら働いてみたいですね。というのも生命保険なども払ってくれた上での給料で、ちょっと日本では考えられない福利厚生がついての時給というのが驚異的です。フィリピンの友人と話をしていたら「フィリピンのジョリビーだと、この時給を2で割ったのが日給だけどね」なんて話をしていました。
アメリカは一食の量が多いのでフレンチフライは頼まず、また飲み物は甘いものをあまり飲まないのでデラックスチキンサンドイッチだけを注文しました。注文したのに肝心なバーガーの写真を撮らなかったという致命的なことをしでかしましたが、フィリピンのチキンよりはクリスピーでしたが、味そのものはフィリピンのジョリビーの方が好みでした。
ちなみにバーガー単品で7.11ドル、約960円という価格でした。アメリカのファーストフードの値段が日本だと定食を食べられるんじゃないかという値段に加え、上述の時給に、どこか経済成長の格差を感じた気がしました。
アメリカに限ったことではありませんが、海外では中国人、韓国人、フィリピン人と多く出会うようになり、日本人は少なくなった印象があります。ただただ海外で面白いことをやってる日本人に会う機会が減ったのは、僕の世界が狭くなったのか、あるいは日本人は冒険しなくなったのか、そんな思いを巡らすことがあります。
面白い日本人と出会いたいと渇望して喉がカラカラです。