最近、なんかやたらとメトロマニラのコンドミニアムの購入を勧められるので、あまり旬な話題ではないですけども関連ネタくらい投下しておこうかなと思います。
DoubleDragon (ティッカー: DD)が北海道のニセコにHotel 101 Niseko (DoubleDragonの記事)を建設するそうで、既に土地の購入の手付け金などの支払いが完了しているそうです。DoubleDragonはJollibeeの創始者のトニー・タン・カクティオンとエドガー・シア2世によって保有されている不動産企業として知られていますが、最近はHotel 101ブランドの進出を拡大しています。恐らくフィリピンの不動産投資を検討したことがある人ならセブのマクタンに建設予定のHotel 101 Cebuについては一度は目にしたことがあるとは思います。なんか結構いい利回りで紹介していますし、無料の宿泊権もついてきますし、入居者募集の広告などを打たなくてもいいという意味では非常に楽した不動産投資にはなるかと思うんですけど、高利回りの裏にはいろいろあるはずなんですよね。銀行からお金を借りれば個人に支払う利率よりも圧倒的に低い利率でお金を借りられるはずなのに、どうしてわざわざ利率の高い個人からお金を借りるんでしょうね。
余談が過ぎましたが、Hotel 101 Nisekoはフィリピン企業のホテルの初めての海外進出で、さらにそれが日本というは興味深いですね。DoubleDragonとしてはフィリピン人など東南アジアの人たちに人気の北海道にホテルを構えることで多くの観光客の宿泊を見込める上に、日本に住むフィリピン人の雇用にもつながるとしています。
・・・株価は冴えませんけどね(笑)
Hotel 101 NisekoもHotel 101 Cebuと同じくコンドテル、いわゆる「ホテルの一室に投資してみませんか?」というものなので、そのうち日本でも販売の広告を目にする日が来るのではないでしょうか。
僕はフィリピンにコンドミニアムを買うというのは資産というよりも投機投棄に近い雰囲気で食指が動きません。仮に住まいとしてコンドミニアムを買うとしたらBGCかTagaytayでしょう。PasayにあるコンドミニアムはMOAなどに近くて一見良さそうなのですが、フィリピン人の友人全員に聞いてもPasayは絶対にないという状況です。AirBnBくらいなら丁度いいのかもしれませんが、ご近所さん的に一度は最低の評価をくらうような気がしています。
個人的にはコンドミニアムで3日もすれば飽きるような景色を見て余生を過ごすより、地方でManokan(養鶏場)を借りて毎日にわとりと戯れて生きていたい方です。最近友人の一人がセブからミンダナオのビスリグに引っ越しまして、Googleストリートビューすらない田舎に魅かれています。そこの朝日がまた美しいことで、正直うらやましいな~なんて思ってます。
フィリピンの魅力はコンドミニアムに住んで贅沢三昧もできるし、田舎で土と埃にまみれながら生きることもできるという二面性なのかもしれませんね。