主力銘柄に育てているAREITの上半期の売上が64%増の16億ペソという報告がありました(ソース)。
平均稼働率97%で賃料回収率98%という状況で、物件の入居率が高いのは何とも安心感がありますね。
AREITはAyala land inc.(ALI)との間で年内に2件目の不動産対株式交換を予定しており、これが当局に許可されるとAREITの総賃貸可能面積は673,000平方メートルに拡大します。なお上場から運用資産額は113%増の640億ペソに膨らみ、さらに2年以内に2倍の規模にすることを目指しているそうです。
8月13日にAREITは上場から二年が経過することになりますが着実に増配を続けています。2020年第1四半期では1株当たり0.28ペソ、1株当たり0.49ペソで2年間で75%増配しています。
親方がAyala Corporation (AC)ですから安定感はあります。ただ気になるのは再び不動産対株式交換を行うということで、新規株式発行となると希薄化が起こりますから株価は下がるような気はしています。一方で株式と交換した不動産の稼働率が良ければ全く問題ないわけで、ちょっとした期待を持ちつつボチボチと買い増しを続けたいと思っています。ただMREITに浮気心がないわけでもないわけですが(笑)
このところフィリピン株は冴えませんでしたが、少しずつでも買い増しを行ってきた甲斐というものでしょうか。AREIT、Jollibeeと共に好調で、それなりの含み益が出てきました。あくまで評価益の話ですから実現しないと存在しない利益です。ただ利確はとってもタイミングが難しいですね。それと同時に評価損は実現しない限り損にはならないわけで、赤い数字を見るのは辛いかもしれませんが狼狽売りして損失を実現することこそ悪手だと思います。もちろん投資先によって損切りは視野に入れないといけませんが、ブルーチップ、いわゆる優良株と言われる銘柄に関しては損切りはただの狼狽売りだと思いますので、投資先はしっかりと見極めるようにしましょう。