日本では使用できませんが、フィリピン国内では圧倒的なシェアを誇るモバイルウォレットのGCASHを介して2023年初頭を目処に株式投資が出来るようになるそうです(ソース)。そしてアプリ開発にはABキャピタル証券が関わるとのことです。このようにシェアを伸ばしてくれればサービスの充実化などを期待することができますから、どんどんABキャピタル証券には頑張ってもらいたいところですね。
フィリピン国内での銀行口座開設に関する虎の子はドル高のために予定よりかなり遅れる予定ですが、もしかしてABキャピタル証券の出金などがGCASHを介して行えるようになれば、これはこれで便利になると言えるでしょう。というのもGCashのウェルスマネジメントの責任者であるJong Layug氏は「GSTOCKはGCashユーザーが銀行口座を持たずに利用できるようになる予定です。また入出金の無料サービスも提供する予定です」と述べています。現状はGSTOCK (GCASHの株式売買サービスプラットホーム)のみのサービスと考えられますが、ABキャピタル証券が関わるので同様なサービスを期待できるかもしれません。ただ問題は日本国内でGCASHは使えませんから、フィリピン国内で手続きをする必要があるのは難点ですが。
話を戻しまして、現在のフィリピンは銀行口座の保有率が上がってきたとは言え、まだ銀行口座を持っていない人は少なくありません。一方で銀行口座を持っていなくてもGCASHを使っている人は圧倒的ですから、言い換えれば多くのフィリピン人が株式市場に容易にアクセスすることが可能になることを意味しています。GCASHを介して民間資本が流れ込めば、面白い相場になるのではないかと思っています。
フィリピンの株式市場は次世代へ変革しつつあるような気がしますね!