AREITの今後3年間の投資戦略を読んだ話。

先日AREITの3年間の投資戦略が公開されました(ソース)。AREITに投資している立場としては穴が開くほど読み込むべきだと思うのですが、なかなか面白い内容となっています。ということで、ざっくりですがAREITの投資戦略を読んで、その概要を紹介しておきたいと思います。

AREITの2023年から2025年までの投資戦略

AREITは2023年から2025年までに毎年100,000平方メートルの賃貸可能面積を増やし、100億ペソから150億ペソほど運用資産を増やすとしています。なおAyala Landがセブに持つ資産を投入されると運用資産は640億ペソに昇る計算となります。AREITのスキームは、まずAREITはAyala Landが開発した物件を株式と交換します。Ayala LandはAREITの株式に加えて物件の運用益を配当という形で受け取ります。このスキームを倣ったのがDDMP REITですね。なおセブの資産と株式と交換することでAyala LandのAREITへの出資比率が66.23%にまで膨らみます(現状は60.58%)。賃貸可能面積が増えれば収益性も向上し、Ayala Landも配当を多く受け取るようになるという流れですね。

今後は経済回復に向けてショッピングモールなどを含めたポートフォロオの多角化を図り、この3年間で買収などを通じて総株主利益率を10%から12%にするという目標も立てています。

現在のAREITのポートフォリオは13の商業施設となっています。

  • Solaris One
  • Ayala North Exchange
  • McKinley Exchange
  • Teleperformance Cebu
  • The 30th Commercial Development
  • Laguna Technopark Property
  • Vertis North Commercial Development
  • BPI-Philam Life Makati
  • BPI-Philam Life Alabang
  • Bacolod Capitol Corporate Center
  • Ayala Northpoint Technohub
  • One Evotech
  • Two Evotech

そりゃ都市開発を行うAyalaのREITですから物件は一流品ばかりですね。さらにBPIはAyala Corp.の子会社でフィリピンんで2番目の規模を誇る銀行です。またSeda Residences Makatiを運営するMakati North Hotel Ventures, Inc. (Ayala Hotels and Resortsの子会社)が入居していたりと関連会社が多く入居しているので、ほぼ賃料を取り逸れることはないと言えるでしょう。ちなみに現在の入居率は97%で、BPI Philam Life Makati & Alanbangが34%と低い入居率は少し気になりますが、それ以外は96%以上の入居率となっています。

13ページほどの投資戦略ですが、AREITの今の現状を把握するのはこの上ない資料です。もしAREITに興味があれば原本は英語ですがもちろん無料で読めますので一読されては如何でしょうか。

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この記事を書いた人
株式投資とか不動産投資とか、あと旅行とか大好物です。これまで58カ国と10ヶ所くらいの微妙な地域を訪れました。英語の勉強もしていますが、なかなか上達しないのに色々な言語に目移りしがち。なぜかフィリピン株中心のブログになってますが、基本的には僕のしがない日記です。
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