フィリピン総合指数を構成する銘柄はしばしば入れ替わりますが、1/27に入れ替えの結果が発表されました。今回の入れ替えから「発行済み株式の20%以上の浮動株」という条件が追加されました。つまり発行済株式が100株あったとしたら、20%は市場で売買されている状態ということですね。それによりDMCIとユニオンバンクがPSEiに入り、メガワールドとロビンソンランドが抜けることになりました。マクドナルドなどを展開するメガワールドが抜けるのはちょっと意外でした。
Service IndexにMedilines Distributors Inc.が入るのは個人的に意外でした。フィリピン株史上初のIPOが失敗した銘柄で有名になりましたが、それでもサブインデックスに組み込まれることになりました。
Property IndexにはD.M. Wenceslao & Associates Inc.、Filinvest REIT Corp.、MREIT Inc.、RL Commercial REIT Inc.の4銘柄が新たに採用され、Infradev Holdings Inc.とPhilippine Estates Corp.が除外されました。フィリピン株のREITはまだまだ発展途上な状況ですが、それでもProperty Indexに続々とREITが入ってくるのは興味深いですね。
配当利回りインデックスにはCiticore Energy REIT Corp.、UnionBank、Security Bankが加わり、一方で構成銘柄に加える予定です。この動きにより、バンク・オブ・ザ・フィリピン・アイランズ、DDMPR、FILRTが除外されます。これが全く不思議でPOGOsの問題のあるDDMPRの除外は納得できるのですがFILRTが除外される理由がイマイチ良くわかりません。単純に利回りで言えばAREITよりも良いはずなんですが・・・。
サブインデックス系は投資する銘柄を選定する際の参考になりますので、構成銘柄などチェックなされては如何でしょうか。PSEが構成銘柄一覧を公開していますので一度目を通してみてください(こちら)。