先日Appenの話をしました。
報酬の振込は米ドルでPayoneerを通じて行われます。これを何とか米ドルのままで受け取りたかったのですが、悲しいことにUFJ銀行のユニオンバンクの口座開設紹介サービスは停止されました。停止する前に開設しておけば良かったと嘆いても後の祭りですから、何か米ドルで受け取る方法はないかと考えました。円安で米ドルから円にして振り込むと、それなりの数字になったりしますがPayoneerのレートが悪いのもありますが、そもそも円の価値が下がり続けている状況で円で持つのは得策じゃないと思っています。それに円がペソに対しても安い状況なので、日本円で持ち続けることは選択肢として外すべきだと判断しました。ということで住信SBIネット銀行の米ドル口座を持っているので、そちらに送金したらどうなるのかと思いきや、5万通貨未満だと受取手数料で25ドルかかります。
5万通貨は5万ドルと読み替える必要がありますから、5万ドルの受け取りであれば受取手数料が無料になるわけですね。日本円にして700万円の受け取りということですね・・・。何十年くらいAppeで働けばいいんでしょう(笑)
しかし日本円で受け取るのはレートも悪いし、これから円を持っておくことのデメリットを考えたら米ドルで受け取りたいわけです。そこでやっぱりいざという時のWiseの登場です。Wiseだと面倒な手間なく米ドル口座を開くことができます。こんな感じで口座情報はすぐに確認することができます。受取手数料は4.14ドル(2023/06)です。住信SBIネット銀行が17ドル(2500円1ドル140円計算)と考えると圧倒的に安いですね。
Wiseで得た米ドル口座情報を元にPayoneerに必要な情報を記入します。
少し躓いたのがWiseでは銀行名を提供してくれていません。基本的にアメリカの振込などは銀行名ではなくルーティングナンバーで行いますが、Payoneerには選択肢として選ばなくてはならない仕様になっています。
Wiseによると、提供されているルーティングナンバーはCommunity Federal Savings Bank(CFSB)あるいはEvolve Bank and Trust(EVOLVE)のもので、どちらにもWiseは口座を持っているのでどちらでもいいような話です。しかし何か手違いがあって振込できないという状況になると困るので、ルーティングナンバーから銀行名を調べました。
するとEvolve Bank and Trust(EVOLVE)が一番はじめに表示されるので、PayoneerではEvolve Bank and Trustを選びました。登録した後の銀行口座情報で申し訳ないのですが、以下のような感じで登録すると、数分後にVerifiedされて振込先として使えるようになります。
日本時間の6/25(日)に出金依頼を出し、6/26(日)に受領のメールが届きました。
送金手数料は2.28ドルでした。これは住信SBIネット銀行を使っても掛かる費用です。
Wiseにはいつ着金したかと言うと、日本時間6/27(火)でした。
ということで、想像以上に送金も着金も早くて、すごく便利な世の中になったと思いました。米ドルで報酬を都度に受け取ると確定申告が面倒臭くなる(年に20万円以下ならいいんですけど)ので、Payoneerにしばらくプールしておいて、一括で手続きをした方が良いと思います。
日本に居ながら米ドルが稼げて米ドルのまま保有できる方法の1つとして、AppenとPayoneerとWiseの合せ技は選択肢の一つとして持っておくと良いかもしれませんね。