ABキャピタル証券で信用取引口座を開設するか否か・・・

今月末にマニラ首都圏(NCR, National Capital Region)とブラカン州、カビテ州、ラグナ州、リサール州の近接州のコロナ規制が今月末に緩和されるということで、景気回復の期待からPSEiが6600ペソの大台を回復しました。

Bloomberg PSEiより

ABキャピタル証券でも信用取引(Margin Facility)を利用できるので、景気回復期待で株価上昇の波に乗っておくかどうか迷うところです。ただコロナ規制が全廃されたわけではないので、また厳しい規制に戻る可能性も十分に考慮しなければなりません。

信用取引口座開設要件と条件

ABキャピタル証券の信用取引開設要件は次の3つとなっています。

  • ABキャピタル証券のオンライン取引口座を開設済であること
  • 申込者は21歳以上であること
  • 初期投資額は最低200,000ペソであること

200,000ペソは日本円にして約45万円前後ですから、そこまで条件は厳しくないと思います。また既に保有している株式を担保にすることができますが、その銘柄は信用取引ができる銘柄に限定されており、さらに銘柄によって担保額が異なります。信用取引ができる銘柄(及び担保利用できる銘柄)はこちらで公開されています。

例えばGrade A Stockに挙げられているSMやBDOのような銘柄は株価の100%を担保として利用できます。一方で2GOやCOLのようなGrade D Stockに挙げられている銘柄は株価の25%しか担保として利用できません。

信用取引の条件として以下の2つがあります。

  • 利用限度額は最大1,000,000ペソ
  • 金利は月利1.25%にVAT(付加価値税)12%を加算

問題は利用限度額は1,00,000ペソ、つまり日本円にして約230万円しか利用できません。日本の信用取引だと担保額の3.3倍まで行えることを考えると、あまり魅力がないようにも見えます。金利そのものは日本と比べても安い部類ですが、そこにかかるVATが地味に痛いですね。

このように俯瞰的に見ると信用取引口座を開設しても、そんなにメリットがないような気もします。1,000,000ペソ、日本円で約230万円程度であれば現物取引が出来る日本人の方が多いと思いますし、230万円で得られるキャピタルゲインもそんなに多くないでしょうし、何より金利にかかるVAT12%が地味に痛いですし。そんなわけで僕はABキャピタル証券での信用取引口座を開設を見送っています。

ただ現物買いできる余力がない時 ー そんな余力がなくなるほど全力投資すべきではないと思いますが ー の、いざという時には役に立つかもしれませんね。

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この記事を書いた人
株式投資とか不動産投資とか、あと旅行とか大好物です。これまで58カ国と10ヶ所くらいの微妙な地域を訪れました。英語の勉強もしていますが、なかなか上達しないのに色々な言語に目移りしがち。なぜかフィリピン株中心のブログになってますが、基本的には僕のしがない日記です。
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