5/27にSM investments Corporation (SM, SMインベストメンツ) から配当金が入金されました。どうでもいいんですけど、カタカナで書くとInvestmentsって急に発音が難しくなる気がするのは僕だけでしょうか。
そんなSMの配当金は1株につき4.25ペソということで2020年と変化はありませんでした。
配当月 | 配当金 (1株あたり) |
---|---|
2021 (5月) | 4.25 |
2020 (8月) | 4.25 |
2019 (5月) | 9.12 |
2018 (5月) | 8.20 |
2017 (5月) | 7.77 |
SM Investments Corporation (以下SMIC)はAyalaなどと同じくフィリピンを代表とするコングロマリットです。コングロマリットって社会の授業以外ではあまり耳にすることがないかもしれませんが、フィリピン株に投資していると嫌でも耳に入ってきますね。
SMICの出発点は1958年にHennry Sy氏がマニラに開業したShoeMartです。「全てのフィリピンの人たちに良い靴を売りたい」というモットーの下に靴を販売していたお店でした。1960年には持株会社としてSM Investments Corporationをスタートさせます。
そして2021年現在、フィリピン株の時価総額ランキング1位 (1.18兆ペソ)の企業となりました。なお不動産業を営むSM Primeが時価総額ランキング2位 (1.06兆ペソ)ですから、その規模の大きさが分かるのではないでしょうか。
SMICは不動産・小売・金融の3つの事業を主に行っています。
不動産事業は主にモール(フィリピン国内に76店舗)、住宅と商業地区の開発、コンベンションセンター(フィリピン国内に7件)やホテル(フィリピン国内に8件)などを運営しています。また小売事業は衣服や食品の小売と卸売取引を行っています。そしてBanco De OroもSMICの傘下です。
なお地味で目立っておりませんがAtlas Miningという鉱山開発を行う会社も傘下に納めております。このAtlas Miningは銅の生産ではフィリピン国内第一位の企業です。
安定性で見ればフィリピン株の中でも抜群です。配当もコロナの影響で減配しているものの、配当利回りもそこまで悪いものではありません。個人的には思い入れのある企業ですので、これからも成長して欲しい企業の1つです。