フィリピンの物流大手2GOについてとか何とか。

日本は島国ですから輸出入に関しては航空運輸と海上運輸の2つしかありません。

あまり知られていないことですが日本の輸出入は海運が占めています。社団法人日本船主協会によれば、2019年の資料で99.6%が海上運輸です。ちなみに同協会の年刊SHIPPING NOWはコンテナの種類から詳しい輸出入の状況、あるいは海上輸送の歴史など読み物としてフムフムなるほどが沢山つまった面白い内容ですのでおススメです。

日本の生命線とは航空運輸ではなく、まさに海上輸送なのです。ちなみに世界主要港のコンテナ取扱量で見ると東京は世界35位にランクインします。それじゃ同じ島国フィリピンを見てみるとどうなのかっていうと、マニラのコンテナ取扱量は世界30位にランクインしています。東京や神戸を抜いているという事実はすごいと思いませんか?

ちなみにフィリピンの島の数はフィリピン政府観光庁によれば7,641の島があるそうです。言い換えれば、この島々を結ぶ海運はフィリピンの大動脈とも言えるでしょう。そして海運と言えば2GO Group Inc. (ティッカー: 2GO)というわけです。ちなみに2GO Groupはフィリピン最大級の物流インフラを有しています。

2GO Groupは1949年に設立され、多数の島があるフィリピン国内で旅客や貨物輸送サービスを展開しています。2GO Groupはフィリピン国内の貨物に関して凡そ27%のシェアを獲得しています。グループ企業には主に島々を結ぶフェリーを運航する2GO Travel、運送サービスを提供する2GO Expressなどがあります。またFedExの荷物に関しては、フィリピン国内では主に2GOが取り扱っています。

SMが親会社に

2021年6月3日にSM Investments Corporation (ティッカー:SM)は、KGLI-NM Holdings, Inc.から2GO Group, Inc.から発行済み株式数の22.36%に相当する550,558,388株の普通株式を取得しました。もともとSMは2GOの大株主でしたが、これによって持ち株比率は約30.53%から約52.85%となり、実質的に2GOはSMの子会社となりました。

興味深いのはシンガポールのアーキペラゴ傘下のTrident Investments Holdings Pte. Ltd.が同じ日に2GOの株式230,581株を購入し、さらにKGLI-NMから230,563,877株、中国政府が所有するChina-ASEAN Investment Cooperation Fundから550,558,388株、合計で781,122,265株、発行済み普通株式の約31.73%を購入しました。これによってSMが筆頭株主、次いでシンガポールのTridentという構図になり、実質中国資本は手を引いたと見ていいと思います。SMはアフターコロナを見据えた戦略での子会社化、それにTridentが単に乗っかった形なのでしょうか。

テクニカル的には買いなんだけど・・・

Investing.comによればテクニカル的に強気買いという結果が出ています。しかしSMの買収で値が上がったとも言えますし、一方でSMのことですからアフターコロナで上手いことやるんじゃないかとも思っています。

日本でもアフターコロナを見据えた感じで、航空関連銘柄や鉄道などが買われています。

フィリピンの友人はコロナウイルスの蔓延依頼、実家に2年も帰れていないと言っていました。

隔離制限などが廃止されればフィリピン国内だけでも人々の大移動が起こるでしょうから、そういう意味では2GOのグループ企業である2GO Travelがグループ全体の売り上げに大きく寄与し、急成長する可能性を大きく含んでいるとも思っています。

また個人的な想像の範囲を出ませんが、SMはUber FreightやWalmartのようなDelivery Unlimitedを画策しているんじゃないかとも思っています。2GOは海運だけではなくFedExなどの取り扱いがあることを鑑みれば宅配事業のプラットフォームも備えていることが伺えます。そう考えると同じ傘下の小売部門のSM PrimeとWalmartのようなDelivery Unlimitedの相性はとても良いでしょう。そしてそれを実現するためのインフラをGrabなどの他社プラットフォームに乗っかるのではなく、自前でどうにかするために2GOを子会社化したのでは・・・などと勘繰ったりもしています。Mallを運営する戦略として生鮮食品を買っても気にせず映画や他の買い物が楽しめる、重いものも持って帰らなくていいという顧客体験、いわゆるカスタマーエクスペリエンスを満たすためという観点から見ると、2GOの自前のインフラとSMの愛称は抜群だと思います。またAyalaなどの競合企業との差別化を図る意味でもSMならやりかねないな~なんて思っています。個人的にはそうなったらすごく面白いと思います。

繰り返しますが単なる想像ですから投資をするかしないかは十分にご自身でリサーチして決めてください。

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この記事を書いた人
株式投資とか不動産投資とか、あと旅行とか大好物です。これまで58カ国と10ヶ所くらいの微妙な地域を訪れました。英語の勉強もしていますが、なかなか上達しないのに色々な言語に目移りしがち。なぜかフィリピン株中心のブログになってますが、基本的には僕のしがない日記です。
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