Megaworldと言えば中間層向けのコンドミニアムを得意とするデベロッパーとして知られています。またAlliance Global Groupの子会社ではあるものの、Aliance Global Groupの中核企業でもあります。フィリピンでコンドミニアムの購入を検討された方の中には、一度くらいはMegaworldの物件に目を通していると思います。
そんなMegaworldのREIT (不動産投資信託)のIPOを行うと6月16日に発表しました(GMA NEWS)。Megaworldの子会社であるMREITは6月15日に証券取引委員会(SEC)にIPOの登録書を提出しており、実績から考えて恐らく承認されるのではないかと思います。なおMREITの社長兼CEOのケビン・タン氏はフィリピンだけではなく東南アジア最大のREITになると述べています。
12億株の普通株式を1株当たり22ペソで発行すると予定していますが、このまま承認されればフィリピン最大のREITとなります。
これまでフィリピン市場に上場しているREITはAyala landのAREITとDouble DragonのDDMP REITしかありませんから、Megaworldで3つ目のREITになります。
Leechiu Property Consultantsによると、全ての物件を合わせるとフィリピン最大のポートフォリオになるそうです。そんなこんなでポートフォリオを調べてみたところ、以下の物件が含まれていました。
このうちRichmonde Hotel Iloiloは公式ホームページがあったので、そのリンクを貼っておきます。Google Mapで検索して立地などを調べてみるのも一興だと思います。
アフターコロナのオフィスレンタルに対する需要がどこまで回復するかが肝ですね。
AREITはIPO以降、順調に価格を上げていますがDDMP REITは一時期振るわなかった時期があります。Megaworldが送るMREITはAREITと同じように人気が出るんじゃないかな~と個人的に思っています。