Tapsilog(タプシログ)は「【大型IPO】 MONDE NISSIN モンデニッシンに応募する??」で触れましたが、フィリピン定番の朝食です。Tapsilog(タプシログ)とはタガログ語のTapa, sinangag at itlog”を省略した言葉で、Beef Tapa(ビーフタパ(牛肉を甘辛いタレに漬け込んで焼いたもの))とSinangag (シナンガグ(ガーリックライス))とItlog(たまご(目玉焼き))の定食のことです。どこかハワイのLoco moco(ロコモコ)と似ています。
ちなみにタプシログはフィリピン定番の朝食ですが伝統食ではありません。Tapsi ni Vivia(タプシニビビアン)のオーナー、Vivian del Rosario(ビビアン・デル・ロサリオ)さんが1984年に「タプシログ」という言葉を最初に使ったと述べています(CBS, Meet the Pinay who started the ‘tapsilog’ craze)。僕がSinangag(シナンガグ)をガーリックライスと翻訳しているのは、まさにビビアンさんがガーリックライスを使っているからです。
Tapsi ni Vivianのインスタグラムとツイッターを紹介しておきますので興味があれば是非。
Tapsi ni Vivian Instagram / Twitter
なお現代ではタパは漬け込んだ牛肉を焼いたものだと認識されていますが、伝統的には肉や魚の保存期間を延ばすための手段のことでした。ビーフジャーキーのように肉を塩と様々なスパイスで熟成させたり、乾燥させたりしたものがタパです。
フィリピンでは牛肉のタプシログが基本形となって、さまざまに発展していきます。
と言った感じです。
今回は少しズルをしてMama Sita’s Tapa Marinadeを使って牛肉を漬け込み、ビビアンさんのお店で提供しているタプシログに似せるようにできる限り努力したいと思います。
Mama Sita’sのタパマリネードはフィリピン食材を扱っているお店で買えます。フィリピンの友人が「そんな高級なもの使わない」と言っていたので、レシピを教えてもらいました。Mama Sita’sの味とは異なりますが、マリネードから作ってみたい人用のためにレシピを載せておきます。
そんなに難しくありませんね!
写真撮影の才能をどこかに置いてきたくらい下手なので見た目の悪さは勘弁してください。
フィリピンの友人のタパマリネードはカラマンシーの香りが効いていて、一方のMamasita’sのタパマリネードは少し甘く感じるかもしれません。日本でカラマンシーが手に入るか分かりませんが、友人はカラマンシーが手に入らなかったらライムでいいと言っていました。