フィリピン株式市場は6270ペソのマイナス圏で始まりましたが、徐々に値を上げ6,446.31ペソ、前日比+176.08, +2.81%で引けました。ECQが発表された金曜日の下落分を全戻しすることはできませんでしたが、個人的には想定外に上げました。SM Prime Holdingsのような人の外出に影響するような小売はブロックセールが起きていましたが、それでも僕の想定以上に底強く、前日比+0.85ペソで引けています。また引けにフィリピン市場特有の謎の急上昇が起きました。たぶん引けでの注文整理の結果として値が飛んでいるんだと思っていますが、やっぱり異様に見えますね。
さてさてAC Energyはどうなったかと言えば…8.03ペソで引けました。始値が8.04ペソでしたから、少し弱い印象があります。高値は8.09ペソ、安値は7.89ペソでした。前日比+0.01ペソ、+0.1247%となりました。
AC Energyの評価損益は-4,681.64ペソ、-10.34%となり微妙に回復しました。
なんともコメントが難しいグラフですね(笑)ポジティブに受け取るとすれば8ペソが今のところの底だと考えられるというところでしょうか。ということで、少しAC Energyの取り組みくらい紹介しておきましょうか。
再生可能エネルギーを主軸とする企業ですが、太陽光発電発電所などはさまざまな批判に晒されます。その1つが発電所を建設することで出る産業廃棄物です。自然エネルギーを使った自然に優しいといいつつ、ゴミを出すのであれば本末転倒ではないか、という批判は再生可能エネルギーを使った発電に対する特異な批判だと思います。
もちろん企業ですから、そのような批判に対応できる開発を行っています。
AC Energyはフィリピンのラグナ州で120MWの太陽光発電所を建設していますが、太陽光パネル、つまりモジュールの梱包材からプラスチックを回収し、それをエコブリックにして発電所施設の建設に利用しています。その量は32,540kgだということです。コンパクトカーで約25台分もの量になります。日本の太陽光発電所がこのような産業廃棄物の再利用を行っているのか明確にデータを示している企業はありません。
単純に言えば、わざわざプラスチックを健在として再利用するよりも既存の安い新しい建材を使った方がコスト的には高いと考えられます。梱包材からプラスチックを分別する作業など、そのための時間を投資するわけですからね。
しかしそのような非効率なことを行ってもゴミの削減に務める姿勢は評価したいと思います。
ゴミの再利用などAC Energyの取り組みに興味がありましたらリンクを貼っておきますので、そこからSustainability Newsで確認してみてください。