PLDTの上半期の業績を見てみる。

PSE EdgeにPLDTの上半期の業績が公開されたので、ちょいと見てみたいと思います。

まず上半期のコア利益は152億ペソとなり、前年同期の138.7億ペソから10%増加しました。純利益は前年同期の122.8億ペソから5%増の129億ペソとなりました。総売上高は前年同期比10%増の956.2億ペソとなりました。連結サービス収入は過去最高の伸びを示し、899億ペソとなりました。

12カ月でのEPS (Earnings per stock / 一株当たりの利益)は115.23となり、昨年の104.44より上昇しました。

ちなみに四半期の損益計算書は次のようになっています。

本年度(3か月)昨年度(3か月)
売上総利益47,69943,089
総費用38,25132,291
営業外利益2,2071,143
営業外費用2,6433,153
税引き前純利益9,0128,788
税金等1,8182,340
税引き後純利益7,1946,448
単位: 百万ペソ

ざっと見る限り順調な進捗と言えるでしょう。

特に税引き後の純利益は6億ペソですから決して悪い数字ではないと思います。

配当金

配当金は1株42ペソに決定されました。

前回が1株40ペソでしたから2ペソの増配となります。

したがって配当利回りは82/1275×100=6.4%となりました。

業績発表後の値動き

このところPLDTの値動きは冴えていませんでした。

日足は少し値を戻しつつある動きとなっていますね。

ただ長期的な目線で言えば中短期には今の値を超えてくるかもしれませんが、ここから2,000ペソになるというような大きな成長はないような気がしています。PLDTは民間から独占企業としての国営、そして再民営化という複雑な歴史を持つとは言えども、GlobeやConverge ITなどの競合企業が存在する現代において運営は安泰ではありません。PLDTが無くなるということは考えがたいことですが、事実として競合他社にシェアを奪われています。シェアを奪われれば利益もは必然的に下がりますから、株価もそれに伴い下がっていくのもまた自明です。そのような観点から言えば2,000ペソになることはかなり難しいとは思っています。一方でSmartなどを抱えるPLDTの株価が1,200ペソを下回ることもないとは思っています。そんなこんなで、しばらくは1,200〜1,300ペソあたりのボックス相場だと踏んでいます。

将来の自分が今の感想を見てどう思うか、それを楽しみに推測を記しておきました。

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この記事を書いた人
株式投資とか不動産投資とか、あと旅行とか大好物です。これまで58カ国と10ヶ所くらいの微妙な地域を訪れました。英語の勉強もしていますが、なかなか上達しないのに色々な言語に目移りしがち。なぜかフィリピン株中心のブログになってますが、基本的には僕のしがない日記です。
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