教育に投資する?Centro Escolar UniversityとFar Eastern University、それとAyala Educationとか。

日本の大学の研究資金の乏しさを解消するために「大学ファンド」を始めるというニュースが少し前に報道されていたのを覚えているでしょうか?詳しくは文科省の資料リンクをどうぞ。この手の基金を運営している大学って結構あるような気がしているんですけど、改めて文科省が乗り出すというのに少し不思議な印象を持っています。僕の母校はいくつか基金を設立しているので毎年少しですが募金しています。ある大学では入学時に利率ゼロの学債を購入してもらい、学生が卒業した後に返還するなんて運営をしているなんてケースもあります。一口100万円で募り、それを3%で運用すれば年に3万円。これに学生数を掛ければいいわけですから、それなりの学生数がいれば、それなりの数字になりますね。そんな慎ましい運営努力をしている大学も少なくないわけで、そこで改めて「大学ファンド」を設けるのは聊か不思議というか、まあ大人の事情ってものがあるんでしょう。

そんな日本の国内事情からフィリピンに目を移すと、フィリピン株式市場に上場している大学が2つあります。

これらの大学はファンド(基金)を設立するのではなく、大学そのものが上場しちゃっているわけです。もちろん株式市場に上場している大学は、例えばNASDAQに上場しているGround Canyon Education、いわゆるGround Canyon University(グランドキャニオン大学)などがあるので珍しいわけではありません。しかし開かれた株式市場で大学の株式が自由に売買される、これって言い換えれば大学の所有権が売りに出されているわけですから「俺、大学持ってるんだよね」と自慢したい人にとっては大学を所有する絶好のチャンスかも知れませんね(笑)そんな人のために買収できる(資金があれば)フィリピンの大学を2つ紹介したいと思います。

セントロエスコラール大学

セントロエスコラール大学はフィリピンでも珍しい無宗教系の私立大学として1907年に設立されました。2020年のフィリピン国内の大学ランキングでは第19位にランキングされています。特に医療分野で高い評価を得ており、歯学部に関してはフィリピン国内でもトップクラスの定評があります。2015年にはマニラ首都圏のラスピニャス市のラスピニャス大学を2億ペソ(約4.5億円)で買収し、その規模を拡大しています。

卒業生にはフィデル・ラモス元フィリピン大統領がいます。

実際に大学の中に入って見学することは今はできませんから、外見だけでも見ておきましょう。

なおCommission on Higher Education (高等教育委員会)により優れた教育や研究成果などが認められている大学でもあり、ちょっと想像し難いかもしれませんがISO 9001:2015認証を取得しています。

現在1株あたり7ペソ程度で買えます。発行株式数は372,414,400株ですから約26億ペソあれば100%子会社にできます。ちなみに2021年の配当実績は0.40ペソと決して悪くもありません。買収を目指さなくても、それなりに楽しめる銘柄かもしれませんね。

ファーイースタン大学

ファーイースタン大学は1934年に正式に大学として設立された歴史ある大学です。創設者のニカノールレイズ博士の「成功とは多くの場合、どれだけの財産を蓄えたかによって評価されてきた。しかし高い倫理観に基づけば、個人の価値とは、その人がコミュニティに奉仕する質によって測られるべきである」という考えのもと、積極的なボランティア活動を行っている点に特徴があります。

ちなみに歴史的な側面で言えば、第2次世界大戦中は日本軍の基地として使用されたという経緯を持っています。

例に倣って実際に見に行くことはできませんから、Google先生にお願いして見せてもらいましょう。

なお卒業生にはマニラウォーターのディレクターのSherisa Nuesa氏やSMグループのHenry Sy氏、サンミゲルのRamon Ang氏など名だたる著名人がいます。

現在1株あたり551ペソとなっています。発行済株式数は24,048,463株になりますから、今なら約132億ペソで100%子会社化できます。こう比べるとセントロエスコラール大学の方がお得感がありますね(笑)なお配当も出しており、2021年の実績では1株5ペソの配当金を支払っています。また2014年と2020年には株式による配当を出しています。もちろん株価が上がれば配当金が実質的に上がるという面白さがある銘柄です。

アヤラ財閥の大学

上場していない大学ですが、アヤラコーポレーションの傘下のAyala Educationが運営する大学にUniversity of Nueva CaceresNational Teachers Collageがあります。正確に言えばAyala EducationはNational Teachers Collageの株式の33.50%を保有するに過ぎないので傘下とは言えません。なお同大学の51.30%の株式を保有するYuchengco Groupの創設者はファーイースタン大学の卒業生だったりします。

ヌエバ・カセレス大学に触れる前にそもそものAyala Educationに触れておかなくてはならないでしょう。

Ayala Educationは「義務教育ですら満足に受けられない貧困層にも十分な教育機会を提供すること」を目的として設立されており、イギリスのピアソンとともにAPECスクールズを展開しています。アヤラコーポレーションのこういう側面を知ると好感がぐっと上がりますね。

さてヌエバ・カセレス大学はフィリピン国内の大学ランキングで53位にランクインしています。1948年に設立された由緒のある大学ですが、2015年にAyala Educationが60%の株式を取得して傘下に収めました。ちなみに学士を取得するのに年間40,000ペソから50,000ペソ、修士で年間30,000ペソという破格で教育を提供しています。どうでしょう?アヤラコーポレーションのノブレス・オブリージュを感じませんか?こういうところが個人的にフィリピンの好きなところだったりするわけです。

アヤラコーポレーションに投資するということは、こういう教育分野にも間接的に投資するという意味になります。

ちなみにGoogle先生では遠目でしか確認できませんが、ビコール地方最大の大学だけあって大きな敷地を有しています。

そんなこんなで

フィリピン株に投資する楽しみは日本にはない大学に直接投資できるという点にもあります。また間接的投資ではAyala Corporation傘下のAyala Educationのような選択もあります。事実として投資の目的は資本の増強にあるのかもしれませんが、Ayala Corporationのようなノブレス・オブリージュに賛同し、その成長を見守るのも一興だと思います。

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この記事を書いた人
株式投資とか不動産投資とか、あと旅行とか大好物です。これまで58カ国と10ヶ所くらいの微妙な地域を訪れました。英語の勉強もしていますが、なかなか上達しないのに色々な言語に目移りしがち。なぜかフィリピン株中心のブログになってますが、基本的には僕のしがない日記です。
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