Jollibeeの4~6月期の業績について考える。

Jollibeeの四半期の業績が公開されています(PSE Edge)。

ジョリビーの4〜6月期の純利益は9億7,500万ペソで、前年同期の102億ペソの純損失から黒字に好転しました。もうめちゃくちゃな数字ですね、なんか(笑) ただそれでもパンデミック以前の財務状況に戻るまでには至っていません。2019年と比べると純利益は50%以上も減っていますからね…。ただワクチンなどが行き渡れば、そこまで戻す可能性を備えているとも言えますから今がチャンスなのかもしれません。

本年の4~6月期昨年の4~6月期
総売上高37,617,68217,994,728
総支出36,298,22329,534,332
営業外収益928,267-5,344,799
営業外支出985,112763,426
税引き前純利益1,319,459-11,539,604
税金等474,369-921,050
税引き後純利益845,090-10,618,554
親会社株主に帰属する当期純利益975,706-10,287,343

ジョリビーによると、デリバリー、テイクアウト、ドライブスルーなどの売上が国内外での成長を牽引しているとのことです。論ずるまでもなく、今のパンデミックの中にあればイートインで収益を上げる方が難しいですし、上手く方向転換できていると思います。この方向転換のためにジョリビーは事業変革計画として62億ペソを投じていますが、その費用は不採算店舗を閉鎖してトントンにしているようです。

また四半期の報告でジョリビーは、香港発祥の人気点心専門店「添好運(ティム・ホー・ワン, Tim Ho Wan)」を保有するシンガポールのファンドであるタイタン・ダイニング (Titan Dining)の全株式を取得するとのことです。もともと85%の株式を保有していましたが、今回残りの15%を取得して完全所有することになります。ちなみに添好運はミシュランの一つ星を獲得した点心のお店で、日本にも新宿などに店舗を構えています。ただ注意したいのは添好運そのものを取得したというよりも、その運営権を保有するファンドを完全所有したという点でしょう。つまり添好運のシンガポールに於ける運営権であって、添好運そのものではないということです。 ただ中国進出への足掛かりになることは間違いないので、ジョリビーのこれからの海外展開が楽しみではあります。

なんだかジョリビーのチキンジョイ (Chickenjoy) やマンイナサル (Mang Inasal) が恋しくなってきました。いつになったら食べることが出来るようになるんでしょうか。

ジョリビーの日本上陸は前々から噂されてはいますが単なる噂の域を出ていません。というか正直なところ、ジョリビーは日本市場を重視してないと思うんですよね。日本の異常に厳しい規制や夥しい書類などを準備してまでのメリットが果たしてジョリビーにあるのか分かりません。そんな苦労してこれから人口も減り、経済的にも縮小するマーケットを相手にするより、今後も成長することが見込める中国やアメリカを視野に入れるのが定石でしょう。

なんだかグダグダと喋りましたが、今日はこのあたりで。

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この記事を書いた人
株式投資とか不動産投資とか、あと旅行とか大好物です。これまで58カ国と10ヶ所くらいの微妙な地域を訪れました。英語の勉強もしていますが、なかなか上達しないのに色々な言語に目移りしがち。なぜかフィリピン株中心のブログになってますが、基本的には僕のしがない日記です。
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